離婚調停は、裁判所に調停の申し立てを行うことで話し合いが実施されます。
とはいえ、法的な強制力はなく、堅苦しい状況ではありませんので、リラックスして離婚に向けての話し合いができるでしょう。
調停には、調停委員という方が夫婦の間に入って、冷静な話し合いができるようにと、こじれている問題を整理してくれますので、緊張する必要はありません。
だからといって、リラックスし過ぎてはいけません。
あくまでも正式な場ですから、最低限のマナーを守る必要はあります。
裁判官のような位置にはありませんが、調停委員も立派な方々です。
不愉快な言動や乱れている服装などを目の当たりにすると、中立の立場にある調停委員の気持ちが揺らぐのは仕方ありません。
調停の際、調停委員に悪い印象を与えないためには、守るべき最低限のマナーを心がけるようにしましょう。
離婚調停の際の服装や見た目で気を付けるべきことは?
中立の立場にある調停委員ですが、どうしても第一印象によって、心理状態をかき乱される事があります。
その為、第一印象に悪いイメージを与えてしまうと、もう一方に肩入れする可能性も否定できませんので、とにかく服装や身だしなみには注意をしてください。
どのような立場の人間だとしても、第一印象によって9割は判断すると言われています。
第一印象が悪いと心のなかに、なんとなく引っかかりを作ってしまいますので、調停自体が不利になる可能性はあります。
調停に出頭する服装に特に決まりはありませんが、清潔な服装を心がけるのが一番良い方法です。
男性が調停に臨むときの服装
男性の場合、すっきりとした頭髪とひげの処理をきちんと整えるようにするのが最低限のマナーです。
それからスーツやポロシャツなど清潔感のある服装が、調停には無難なスタイルだと言われています。
ジーンズなどの軽装であっても、清潔感が感じられれば、調停に影響があるということはないでしょう。
女性が調停に臨むときの服装
女性の場合も同様に、できるだけ清潔感が感じられる服装にするのが一般的です。
髪をしっかりと整え、スカートやズボンなど普段着慣れたものを着用するのがいいと思われます。
女性の中には、厚化粧や派手なアクセサリーをして出頭する方もいますが、あまり派手な装飾品などは、印象を悪くするケースがありますので、控えるようにしましょう。
調停委員の印象をよくする為に気を付けることは?
調停委員は、学校の校長先生や行政書士、司法書士など人生経験が豊富な方々、つまり年齢層の高い人が多いのが特徴的です。
堅い仕事に就いている方も多いですから、当然派手な服装や今どきのファッションを好むということはないでしょう。
逆に今どきのファッションで出頭すると、なんとなく悪いイメージを与える事も避けられませんので、年配層が好みそうな清楚な印象を心がけるのがベストです。
当然、印象だけで調停の内容が決まるという事は決してありませんが、調停委員自らも知らない深層心理の部分に影響を与えてしまう事がありますので、できるだけマイナスになるような事は避けるよう努力しましょう。
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