夫と離婚話をする時によくある状況として
「離婚したら食べていけるのか?」
「住む場所ないだろ?」
「今から仕事も見つからないんじゃない?」
などと、離婚したくない夫に言われる可能性はかなり高いのです。
ですので、上記のような事を言われても余裕をもって言い返せるくらいの準備はしておきたいものです。
その為には下記のような根本的な4つの事を意識しておくと良いでしょう。
計画的にお金を貯める
世の中、「先立つものはお金」とは言いませんが、女性が離婚後に生活を維持して行くためには多少の預貯金は必要です。
離婚ともなれば財産分与は付き物ですが、その財産自体がないのでは分けようがありません。
結婚後の夫婦生活で築いた財産は離婚時には二人で2分の1ずつ分ける事になります。
したがって預金が1000万円であれば妻側が手にできるのは500万円という計算ですが、最低限そのくらいの蓄えがあれば就業して給料を貰うまでの大きな助けとなるでしょう。
計画的に離婚を考えているなら、無駄遣いはやめて資産を増やしていくべきです。
離婚後の仕事を探す
すでに共働きで仕事を持っている女性なら、離婚後の仕事探しは必要ありません。
しかし、これまで専業主婦もしくはアルバイトやパートのみの経験しかない場合は、離婚に向けて正社員として働ける職場探しが必要です。
アルバイトやパートも立派な仕事ですが、昨今の社会情勢からリストラなどの可能性も考えられます。
年齢や資産などの条件によって異なるものの、将来を考えたら正社員の道を探すのが安定的な生活への近道です。
もし目指す職業があるのなら離婚前に資格を取得しておくという方法も効率的でしょう。
離婚後の住まいを探す
離婚後に現在の住宅を出る事を考えているなら、早めの住まい探しをしてみてください。
賃貸アパートやマンションは手軽に借りられると考えがちですが、実際には物件探しから現地の見学、大家さんの審査、不動産業者との契約、引っ越しの準備など意外に時間も手間も掛かります。
もちろん離婚前に賃貸契約を結ぶ事はしなくて構いませんが、どの地域(沿線)に住むのか、家賃の相場は希望条件と合うのか、通勤や子育てに適した場所なのか等々といった点をリサーチしておくと後で困らなくて済みます。
離婚の準備を進める
離婚後に備えて預金を増やしたり、仕事や住まいのリサーチをしておく以外に、離婚そのものの準備も進めておく必要があります。
- 離婚や財産分与に関する法律的な基礎知識を得ておく
- 子供の親権や養育費、夫からの慰謝料などの知識を得ておく
- 夫に離婚原因があるのなら物的な証拠を掴んでおく
こうした知識や情報は弁護士や司法書士など専門家に相談する事もできます。
また、離婚原因になる物的証拠は探偵会社や調査会社に依頼して手に入れる事も可能です。
専門家に相談する金銭的な余裕がない場合は、地域の自治体の相談窓口や女性を支援するNPO、弁護士事務所の初回無料相談など利用してもいいでしょう。
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