結婚をしてこのまま幸せな日々が続くと思っていたのもつかの間。
僅か1年や2年足らずで、夫から借金があることを告白されたらどうしますか?
独身時代にギャンブルやら競馬、その他破天荒な生活の結果数箇所の消費者金融に借金を作り、それを隠したまま結婚した夫の姿を知ってしまったら・・・。
夫婦関係を良好に保ち結婚生活を安泰させるには夫婦の価値観はとても重要です。
この場合、夫が結婚以前の借金の事実を妻に隠した状態で結婚したこと事態、妻の信頼を損ねてしまう大きな問題にはなりますが結婚した以上過去の事でとやかくあがいても仕方ありません。
選択肢は2つ。
この際、借金まみれの夫と結婚は少々痛い人生の経験だと思い新しい人生を踏み出す「離婚」を覚悟する、そうでなければ借金まみれの夫とどのように結婚生活を続ければいいのかを考え覚悟しなければいけません。
結婚以前に作った夫の借金について
前者の場合、結婚以前に夫が勝手に作った借金なのですから妻が離婚後返済する義務は当然ありません。
ただ、独身時代の恋愛関係にある状態で連帯保証人等になっていなければの話です。
連帯保証や単純保証になっている場合はどのような理由があるにせよ、返済義務から逃れることは出来ませんので簡単に書類にサインをしない事をオススメします。
この場合、夫の借金と妻は全く無関係の状態で離婚後借金による生活の圧迫から解放されるでしょう。
借金まみれの夫との生活を選択する場合
結婚以前に作った夫の借金の事実を知ったからといって、離婚することは考えられないという場合は夫婦でお金に関する「価値観」をもう一度話し合う必要があります。
収入に見合わないようなギャンブルや競馬、交遊を続け消費者金融から借金をする人間はそう簡単にそのような生活を改めることは出来ません。
残念ですが、お金に関する価値観が一般的な人と大きく異なる傾向にあります。
夫婦喧嘩の上位を占める「お金に関するトラブル」はとても深刻で、夫の借金が結婚以前に作った借金としてもその返済により生活は圧迫、いずれ妻にも借金返済の義務が生じてしまう最悪の事態を招く危険性もゼロではありません。
そのような事態を二度と引き起こさない為にも夫の借金について洗いざらい白状してもらい、クレジットカードなどを絶対に作らせないなどの工夫も必要不可欠です。
夫が借金について嘘を言っているような気がする場合は日本信用機構や指定信用情報機関CIC等の機関を利用して、利用状況や過去の履歴等の書類を取り寄せるようにしましょう。
ただし、本人でなければ請求できないはずですから、夫を説得し情報収集に早期にあたるよう努力しましょう。
借金返済を夫婦の「目標」とする
結婚以前の夫の借金の事実を知ってしまったにも関わらず、借金まみれの夫との生活を選んだ場合は今現在の借金を確実に減らすよう目標を立てるといいでしょう。
夫が独身時代に作ってしまった借金とはいえ、同じ屋根の下一つの収入の中で返済を果たす必要があるため、少なからず妻にもその影響が及びます。
自分とは無関係の借金返済で生活が苦しくなるのですから相当なる覚悟は必要ですが、それでも夫を愛し生活を守りたいのであれば、返済計画を立てそれにしがたい実行してさえいればいつかは必ず完済できるはずです。
ただし、万が一の事を常に視野に入れ夫名義の財産を今のうちに自分名義に変更したり、夫関連の保証人や連帯保証人には絶対にならないなどの一線を引くことも借金地獄から避ける予防方法と言えます。
少々難しい問題で夫には本心をいえない部分もあるかも思いますので、専門家のアドバイスを受けてみるのも悪くないかもしれません。
借金やお金の問題で離婚を悩んでいる方
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