不妊症が原因で多額の借金を抱えている夫婦が増えているという状況はご存知ですか?
女性の結婚年齢が年々高齢化している昨今、結婚後子どもに恵まれず不妊治療を受けるカップルが急増しているのです。
医療の進歩とともに不妊という悩みを抱える女性も僅かながら、明るいニュースも耳にするようになっています。
しかし、不妊治療の最大の問題点が高額な治療費用です。
不妊治療を受ける女性の場合、週に何度も医療機関に通院する必要があったり治療のタイミングが重要であることから、正社員として働くことが困難となります。
そのため、不妊治療を受けている夫婦は夫のみの収入でなんとか治療費を捻出している状況で、中には不妊治療を続けるためにと多額の借金を背負っているというケースも珍しくはありません。
不妊治療費の実態とは!
不妊治療で借金を抱えるなんてとびっくりされる方もいるかもしれませんので、実際にどのくらいの治療費が必要なのか調べてみましたので参考にして下さい。
医療機関や不妊治療の手段によって金額は大きく異なりますが、治療総額が300万以上となることも。
一般的な不妊治療で考えると体外受精や顕微授精は1周期あたり50万前後、1周期で子供に恵まれれば夫の収入のみで治療費をなんとか捻出できるかもしれませんが、それを数年続けなければ妊娠できず、万が一3,4年続けても100%妊娠できるとも限らないのが現状なのです。
近年になって国の制度が設けられたとはいえまだまだ充実しておらず、1回に受けられる助成費用は1夫婦で通年5年間10回が限度、1回15万年間2回までとなっています。
つまり、体外受精や顕微授精では35万円程度は自費となり、多くの夫婦が実家や友人消費者金融から何かしらの借金を抱えているといった現状です。
不妊治療による借金が原因でケンカが絶えない
夫婦の愛の結晶をと考えての不妊治療であったはずなのに、いつの間にか生活は不妊治療費捻出のために借金を抱えて火の車状態。
これでは、生活が圧迫され次第にケンカが絶えなくなるといった夫婦も多くなっています。
デリケートな問題であるがゆえに精神的なダメージも大きく、何気ない一言で取り返しのつかない夫婦喧嘩になるのが不妊治療を続けるカップルの特徴です。
なかなか恵まれない子ども、そして増えいく借金によるダメージは次第に夫婦の関係を冷えさえ離婚といった問題に直面するのです。
不妊治療による借金がらみの慰謝料請求は却下される?
とても悲しいことですが、不妊治療を長く続けている夫婦の多くが離婚問題にも直面しています。
ただ、不妊治療が原因で離婚した場合はいずれの慰謝料請求も却下されることがありますのでよく理解しておきましょう。
それでも慰謝料を求め新しく人生をやり直したいと考えるならば、一人で解決しようとせず一度専門家に相談するといいでしょう。
借金やお金の問題で離婚を悩んでいる方
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