離婚をすると当然その経緯を戸籍に記さなければなりません。
戸籍とは、その人が現在婚姻中なのか、それともご両親と一緒に生活をしているのか、独身であるのか等ひと目で分かるような記載となっています。
その人の過去を知る事ができる戸籍は、様々な場面で利用される大切なものですが、離婚を経験している方の場合、その事実が戸籍に記されることに不安を抱えることもあります。
たとえば、再婚を希望している人の場合、バツイチであることをできるだけ知られたくない、まわりの人に初婚であるという事にしておきたいという方は、戸籍に記されている離婚歴というのは、ものすごく嫌なものですよね。
離婚の事実を隠し、戸籍から離婚歴を末梢したい場合
戸籍には、いつ誰と結婚をし、その後子どもが誕生した事、その他いつ離婚を経験しているのか等が日付ととも記されています
その他にも誰の戸籍に入り、誰の戸籍に移動になった等具体的な経緯についても記載があります。
当然結婚や離婚、再婚を何度も繰り返している人の戸籍には、追記が多いと思います。
ただできるだけ離婚という過去を末梢し、新たな気持で再スタートしたい願望がある場合には、書面上だけでも戸籍を綺麗にしたいと願うことでしょう。
離婚という事実を消し去る事は、当然不可能ですが、戸籍上に記されている離婚歴を再婚相手にバレないようにする方法があります。
離婚届けを提出すると自動的に筆頭者である夫の戸籍から妻は除籍され、元の戸籍もしくは新しい戸籍に移動する事になります。
離婚後の転籍、つまり本籍を移動させると離婚歴は戸籍上に記載されません。
その場合、同じ市町村内で本籍を移しても意味がありませんので注意をしましょう。
現在ある本籍地から全く別の市町村へ移す場合のみ有効となります。
さらに除籍謄本という書類には、離婚歴はしっかりと記されており、新戸籍としての書面上では、離婚歴がないという事になりますので、この2点を覚えておくといいでしょう。
除籍謄本は、本人のみが請求できるものですから、そう簡単に第三者に離婚歴を知られる事はありません。
何かしらの理由で戸籍謄本が必要になった場合、出来る限り離婚歴を内緒にしておきたいという時には、その方法は有効ですが、あくまでの書面上のことであって、離婚を経験したという事実を消し去る事はできません。
何度も転籍を繰り返せば除籍謄本からも離婚歴は消える?は嘘
離婚歴を戸籍上から完全に削除したい人の中には、何度も何度も転籍を繰り返し、何回も新戸籍を取得している人がいるようですが、そんな事をしても除籍謄本から離婚歴は消えないでしょう。
離婚歴を記している戸籍は、この先80年は保存しなければなりません
転籍を繰り返した数だけ、書類を遡っていけば確実に離婚歴が記載されている戸籍にたどり着く事はできます。
離婚歴を消したいという気持ちもは皆同じように持っています。
しかし書類上の離婚歴を消し去ったところで、真実を歪める事はできません。
離婚をマイナスに捉えず、今後の人生の力に変えられるような精神力を持つようにしましょう。
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