今後離婚の手続きを行うにあたって、協議離婚についての知識を深めたり、心の整理をつけておくようにしましょう。
互いが離婚に対し、前向きな姿勢をとっている場合、離婚届にサインをし、財産分与や慰謝料、養育費などの取り決めをスムーズに進めることで意外と簡単に離婚を成立させる事ができます。
しかし協議離婚で話合がまとまらない場合には、調停や離婚裁判へと進む可能性もあります。
話し合いが長引けば長引くほど、精神的なダメージも大きく、何より費用が莫大にかかってしまいます。
子どもを抱えている場合には、子どもの生活環境にも良いとは言い切れませんので、できるだけ協議離婚で話がまとまるよう、事前に離婚についての知識や心得を整えておくようにしてください。
スムーズに話し合いをするためには
離婚の話し合いとは交渉という意味合いも含まれており、裁判官が下す判決のようにきっぱりと事が解決するわけではありません。
自分の言い分と相手の言い分をよく考え、双方がその意見に合意した時にだけ話がまとまるのです。
特に金銭的な問題になると、互いの意見が一切噛み合わず、それぞれの言い分を主張しようとしますので、問題が大きくなることがあります。
スムーズに話し合いを進めるためには、自分勝手な言い分だけを主張するのではなく、できるだけ相手の気持ちや意見にも耳を傾ける姿勢が必要です。
相手の意見が勝手だと感じて、反論するような姿勢ばかりをとっては、決して話し合いをまとめる事はできないでしょう。
どのような主張を聞いたとしても、できるだけ冷静に対応するように心がけてください。
話し合いの場で冷静な態度を示している人の姿というのは、相手にとって驚異となりますので、何事に対してもとにかく冷静に対応するようにしてください。
交渉というのは、少しづつ互いの食い違った意見に歩み寄り、できるだけ双方が満足出来るような結果を導くことです。
言われたことに対し、イチイチ反論していては、まとまる話も一向に解決できず、裁判によって判決を求める事となるでしょう。
交渉の内容を予め予想しておこう
協議離婚の際に、扱われる話の内容を事前に確認しておきましょう。
財産分与や養育費、慰謝料などなどそれぞれの話し合いをした場合、どのような言い分が相手から出されるのか、ある程度の予想を立てておくのがベストです。
質問される事を事前に予測しておくと、それに対するスムーズな回答が出来るようになります。
何を質問されてもいいように、あらゆるパターンの質問を考え、どのような場合でも冷静に対応出来るように準備しましょう。
相手が納得し、反論出来ないような理由を考え、スマートに回答出来るように万全の体制を整えて、協議離婚の話し合いに臨む事で優位に進める事ができるはずです。
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