離婚前の心得として考えなければならないことは、離婚後の生活資金です。
実家での生活が可能な場合や仕事を続け、安定した収入を確保出来る方なら特に問題はありません。
しかし実家が遠く、さらには、ご両親が高齢の場合など、離婚後に頼るところがない可能性があります。
そのような場合には、離婚後に自立した生活をおくるのは非常に困難と予想されます。
離婚後に発生する費用について
離婚には、何かと費用がかかります。
協議離婚で話し合いが成立した場合には、それほど負担になるような費用はありませんが、離婚後、引越しをしたり、新生活のたのめ家具家電を購入するとなるとそれなりにまとまった費用が必要となるでしょう。
例えば、現在の自宅から家をでる場合は、賃貸物件の入居費として、敷金や礼金がかかります。
地域や物件によって価格に大きな差はありますが、30万から50万程度の費用が必要となるでしょう。
さらに家具家電、その他細々としてものを買い揃える事を考えると数百万はかかると思います。
離婚後に初めて仕事を探すという場合は、すぐに仕事が見つかる事はありませんので、それまでのつなぎ資金を準備しなければなりません。
家賃や光熱費、食費や交通費などなどが最低限必要となり、それに加え新しい仕事探しに必要なスーツや履歴書の写真などなど多くの出費があります。
結婚生活では考えられなかった費用が必要となりますので、離婚後どのくらいのお金があれば一定の生活を保てるのかを考えてみましょう。
1ヶ月どのくらいの費用が必要なのか、細かく計算していくと、どのくらいで仕事を見つけなければならないのかなどの計画をたてる事ができるでしょう。
離婚前に仕事を探す準備をしよう
現在仕事を継続している方は特に問題ありませんが、専業主婦は離婚後に自立するために、パートなどの仕事先を探す必要があります。
離婚して初めて仕事先を探すとなると、毎日の生活が厳しくなるのは当然ですから、離婚準備期間中にある程度の仕事先も見つけるようにしてください。
離婚後すぐに新しい職場で働き、離婚後1ヶ月もしくは2ヶ月目から安定した収入が得られるよう整えておくのが一番良い方法です。
その為には、離婚を決意した時から、すぐにハローワークやアルバイト情報誌など目を通し、いくつか面接を受けておくのもいいですよね。
離婚後は引越しやら手続きやらで数日は忙しい日々をおくると思いますので、事前に出勤出来る曜日を調整しておくようにしましょう。
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