離婚をするにあたって、子どもの親権を母親と父親いずれかに決める必要があります。
一般的には、母親が親権者となるのですが、経済的な理由や母親の体調が思わしくない場合は、父親が親権者となり、生活を共にするケースも最近では多くなっています。
しかし、育児を妻に任せっきりにしていた場合には、離婚後仕事と子育ての両立に悩みを抱える父親も少なくありません。
保育園や学校、近所や家庭での対応などなどいろいろな問題が発生しますので、今後シングルファザーになる可能性のある男性は、離婚後の生活の心得を考えてみましょう。
父親との生活を選択する子ども、もしくは父親が親権者を名乗る場合は本当に稀です。
ただ母子家庭や父子家庭だからといって、不憫に感じる事は一切ありません。
最近では、十分な生活環境にないお子様も多いですが、それなりに楽しい生活をおくり、立派に成長をしています。
ただ、子育てをすべて父親が引き受けるというのは、本当に稀ですから、周囲の人から好奇の目で見られるのは覚悟しておきましょう。
子どもの保育園や学校・地域での接し方
シングルファザーとしての道を選んだ場合、他のお母さんからの好奇心の目で見られる事は、避けられません。
だからといって、子どもの学校や保育園などの行事に参加しないというのは、良くありません。
ここは割りきって、できるだけ子どものために学校行事などに積極的に参加するようにしましょう。
離婚したとはいえ、父親が一生懸命に子育てをし、子どもの成長を近くで見守っているという環境は、子どもにとって非常に安心感を得る事ができるはずです。
一生懸命に接しようと努力している父親の姿は、子どもに良い影響を与え、立派な子どもに成長する事は間違いありません。
とはいっても仕事と育児を両立させるのは簡単ではありません。
学校行事の度に仕事を休んでいると、首を宣告されても仕方ないでしょう。
仕事を何度も休んでまで、無理をする必要はありません。
育児に無理をすると子どものためにしたいという気持ちはあっても、長くは続かず、ストレスを感じる結果になります。
日曜日や仕事の休みを利用して、子どもの学校行事に参加したするなどある程度のゆとりを持つ事は重要です。
学校行事に参加できた時には、他の父兄との会話に参加するなど情報交換を取るようにしましょう。
自分から心を開くことで、子どもにとっても良い環境を提供する事ができるはずです。
また変な噂が立つ前に、離婚したことをカミングアウトしてしまうのも一つの方法です。
周囲の好意には甘えよう
近所の方や家族、友人が差し伸べる手には、甘えてみるのもいいと思います。
自分ひとりだけで、何もかも背負うよりは、子どもにとって多くの大人のサポートがある方が心強いと思います。
ただサポートしてもらった時には、きちんと感謝の気持ちを伝えるのを忘れず、甘えすぎないよう適度に良い関係を保てるよう努力してください。
子どもとの時間をたっぷりと作ろう
離婚後健気に生活をしているように見えるお子様でも、やはり母親のいない生活は寂しくて仕方ないことでしょう。
そんな子どもの気持ちを十分理解してあげ、たくさんの時間を子どものために作ってあげましょう。
仕事で会話をする時間を作ることが難しい場合には、交換日記などを行うのも一つの方法です。
学校であったこと、友だちとのことなどなんでもいいのです。
子供が寂しくならないようにいろいろな工夫をしてあげるようにしてください。
シングルファザーとしての生活は簡単ではありません。
さまざまな問題に直面すると思いますが、子どもの事を何よりも1番に考えて行動するときっと気持ちが伝わるのではないでしょうか。
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