「離婚すると子供の親権は母親が持つものだから・・・」
そんな風に子供との生活を諦めているお父さんはいませんか?
ここでは離婚に際して、父親である男性が親権を獲得する方法をまとめています。
ぜひ、愛する我が子の親権を獲得する参考にしてください。
親権の現状について理解しよう
協議離婚の場合、母親が父親の親権主張に同意すれば父親が親権者となれます。
ところが協議離婚が不成立となり、調停離婚や裁判離婚など第三者を入れての話合いにまで発展した場合、父親が親権を取るのは圧倒的に不利になります。
現状から言えば、幼い子供の衣食住など身の回りの世話を行うのは母親が適切であると判断されるのが一般的です。
母親が親権獲得する確率は9割以上と、父親にとっては非常に厳しい現状です。
男性は家族を養うために朝から晩まで仕事に精を出し、家にいる事はほとんどありません。
それは父親が子供に無関心だからではなく、家族の生活を支えるためにやっている事ですが、裁判離婚となると、幼い子供にとって最も必要なのは常に子供の側にいてくれる母親だと判断されてしまうのです。
では、いくら父親が親権を主張しても、100%実現は不可能なのでしょうか。
父親が親権を取れる可能性は?
離婚の際、子どもの親権獲得に有利なのは母親側ですが、父親でも親権を取れる可能性はゼロではないのです。
例えば妻との結婚生活中に教育実績を作っておくと、子供の親権獲得に有利な材料になります。
離婚を決意しているのであれば、すぐにでも子供の身の回りの世話をしっかりと行うようにしましょう。
それができないのであれば自分のご両親に相談し、仕事で自宅を留守にする際は子供を実家に預かってもらうなどの方法をとりましょう。
ほかにもご両親に保育園などへのお迎えをお願いしたり、週末のお泊りなどを実行するという方法もあります。
何が何でも子供の親権を取りたいのであれば、妻に離婚を申し出る前に、母親なしでも子供の身の回りの世話をできるという実績作りをしましょう。
共働きで妻側の実家に子供を頻繁に預けている状況であれば、今すぐ夫側の実家に子供の面倒を見てもらうように相談してください。
親権獲得に動く際に気をつける点
親権獲得のためには、子供の世話や教育の実績作りは不可欠です。
ただし、子供が嫌がっている場合は無理やり行うような事は絶対に避けてください。
親権の判断として最重要視されるのは「こどもの福祉」です。
子供が父親の実家に行く事や、そこで生活する事を嫌がっている場合、子供の気持ちを無視して無理に従わせている事が明らかになれば親権獲得はできません。
また、離婚後に自分の不倫相手と結婚する計画があり、その相手の女性に子供の世話をさせているような状況が知られてしまうと問題になります。
子供の福祉上かつ教育上良くないと判断されるような事が一つでもあれば、確実に母親側に親権がわたってしまうので注意が必要です。
確実に親権が獲得できる方法は?
父親が親権を取る事は、これまでの例から考えてもかなり難しいでしょう。
ただ、以下の状況ならば父親が親権を取りやすくなる場合もあるので、その証拠となるものをしっかりと集めておくようにしましょう。
それが母親からの子供への暴力(児童虐待)がある場合、母親が浪費や豪遊、飲酒等をしていてネグレスト(育児放棄・養育放棄)をしている場合です。
このような環境は子供にとって良いとは言えないため、その証拠となるものを提出できれば裁判所も父親の親権主張を認めてくれるでしょう。
証拠はあいまいなものではなく、裁判所に認めさせられるような確固としたものが必要です。
離婚に向けた覚悟が定まったら、親権を獲得して子供と生活できるようになるためにも、ありとあらゆる証拠を集めるように努力してください。
そんな父親の努力を目の当たりにした子供が、「お父さんと一緒に生活したい」と言ってくれれば親権獲得のプラス材料になります。
協議離婚なら親権を取れる可能性が高い!
上記の4つの方法は、主に調停離婚や裁判離婚での話です。もし、あなたと妻での話し合いで離婚を済ませようとしている協議離婚であれば親権を取れる可能性が高くなります。
その為には、離婚に向けた下準備をしっかりしておくことが重要です。協議離婚であれば、二人の話し合いでお互いに納得がいけば丸く収まります。
調停離婚や裁判離婚をする予定がなく、話し合いで親権をとるのであれば、妻を説得できるだけの材料を用意することになります。出来るだけ円満離婚となるように目指すようにしましょう。
もし、今から円満離婚となるように協議するのであれば、
夫側男性が円満離婚する方法こちらも参考にしてみて下さい。
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