よく「男女関係のもつれが原因で相手に危害を加えた」というニュースを耳にしますが、その中には離婚問題が絡んだ事件もあります。
夫婦であっても、いつ何時どんなタイミングで加害者(被害者)になるかは分かりません。
離婚問題に取り組む際は、それを十分に踏まえたうえで慎重に対処しましょう。
短気な妻への離婚告知は危険?
いつもは穏やかな妻なのに、離婚したいと告げた瞬間、態度が豹変したという話もあります。
特に専業主婦一本で、家族のため夫のためにと一生懸命がんばってきた場合、「何で私が離婚されなければいけないの?」逆上するケースは十分に考えられます。
離婚原因が夫の浮気や不倫であれば、納得できない以前に感情的に許せないと思うのも当然かもしれません。
そんな妻と二人きりで離婚の話し合いをすると、何か起こるリスクもゼロではないのです。
現在、離婚問題に直面している方は、そんなリスクも視野に入れつつ慎重に話し合いを進めるようにしましょう。
自分の浮気や不倫が原因で「妻と別れたい」と考えている人は、以下に紹介する妻との離婚交渉術の3つのテクニックを参考にしてください。
テクニック1・妻の主張に真剣に耳を傾ける
離婚の原因が自分側にある場合、まず妻に対する謝罪の念を持って謙虚に話合いをするようにしましょう。
なぜなら、自分に非があって離婚となった場合は、協議離婚で話し合いがまとまらなければ、離婚の調停や裁判で自分側に不利な状況になるからです。
協議離婚では、離婚事由の明記も説明も必要ありません。
互いに離婚に同意できれば書類にサインし、それを役所に提出するだけで離婚が成立します。
しかし、調停離婚や裁判離婚を選ぶと、法的に定められた離婚事由が必要となります。
不倫や浮気はれっきとした離婚事由に値し、その原因を作った夫側に多大な責任があると判断される可能性が高いのです。
それを避けるためには、とにかく協議離婚で離婚成立を目指すほかないのです。
協議離婚を成立させるためにも「これまでの事はすべて私が悪かった、あなたの主張は一つ残らず聞きます」という態度を妻に示しましょう。
まっすぐに妻のほうを向き、妻の眉毛あたりに視線を向け、唇にキュッと力を入れてください。
妻に何を言われてもとにかくグッと我慢し、妻の言いたい事を全部受け止めましょう。
テクニック2・妻の話を真剣に聞く姿勢を見せる
妻の主張をただ無言で聞いていると「私の言っている事を理解しているの?」「本当に話を聞いているの?」と、妻を怒らせてしまう場合があります。
そこで、円満離婚に向けてお勧めしたいのが話を真剣に聞いている姿勢を見せるというテクニックです。
妻が話している途中、要所要所でしっかりうなずくようにしましょう。
離婚の話し合いは通常の夫婦の会話とは違うので「ああ、そうだね」「へえ~、なるほどね」「はいはい、分かりましたよ」などの言葉は絶対にNGです。
できるだけ真剣な表情で唇に力を入れ、頭だけをコクッと動かして妻の話を真剣に聞いている姿勢を見せてください。
テクニック3・妻の話に共感する様子を表わす
ほとんどの女性は、心に秘めていた主張を一通り相手にぶつけると自然と落ち着きを取り戻すといわれています。
妻の話をしっかり聞く姿勢を見せた後は、次は妻の言葉に少しだけ共感する様子を表わすようにしてみましょう。
例えば、「私たち、昔はうまく言っていたのに」と言われたら、真面目な表情で「そうだね」と返してください。
「いつから、こうなってしまったのかな」と言われたら、「本当だよね」と返しましょう。
「昔は楽しかったね」と言われたら、「本当にどこで間違ったんだろう」と妻の言葉に共感する言葉を返してください。
相手に対する共感の言葉を入れると「夫も離婚の事では相当悩んだのね」と少しずつ心を開いてくれるようになるでしょう。
妻の心が少しずつ開いてくれば、離婚話は意外にスムーズに進み円満離婚が近づいてくるはずです。
妻と離婚したいのに同意がもらえないで悩んでいる方
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離婚したいのに出来ずに悩んでいる方
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