新婚夫婦の場合、毎日が楽しく、相手の欠点でプラスに捉える事が可能で、何に対しても愛おしくく思えるものです。
しかし、夫婦という二人だけの生活を長く続けていると、いつしかそんな感情が薄れ、相手の悪い点ばかりが目につくようになってしまうのです。
最悪の場合、離婚といった道を選択する夫婦も少なくありません。
離婚の原因で最も多いと言われているものに、性格の不一致というものがあります。
性格の不一致がおこってしまうのは、人間であれば当然の心理かも知れません。
なぜなら、全く違う環境で育ってきた男女が、結婚し夫婦となった途端これまでの生活とは違って、同じ環境で生活をはじめるのですから、いろいろな不具合が発生するものは当然のことなのです。
しかし一度生じた性格の不一致は、今後も同じ時間を長く共有する男女にとって、大きな障害の一つになることは間違いありません。
特にこれから老後を迎える男女にとっては、とても深刻な問題になることは避けられないでしょう。
性格の不一致による熟年離婚
熟年者の場合、年齢と共に体が衰え、若いころのように軽快に体を動かす事が難しくなります。
体調が悪くなると、思うように動かない体へのもどかしさで、自然とイライラが発症し、これまではなんとも思わなかった相手の行動や癖が、これまで以上に目に付くようになります。
自分のこころのうちに留めておくと特に問題はありませんが、年齢を重ねるとそのコントロールも難しくなり、目につく度に小言として相手に不満をぶつけるようになるのです。
特に女性の場合は、閉経と同時にホルモンバランスの乱れが原因で、自分の意思とは関係なく、常にイライライした状態にある人もいます。
何事に対しても怒りっぽくなりますので、夫婦間で喧嘩が絶えなくなるでしょう。
それだけではなく、年齢をさらに重ねると認知症やうつ病など内面的な問題も発生してきますので、離婚といった決断をするケースが増えていると言われています。
老後を迎えた時になって、生活の仕方に対する違和感や性格の不一致を感じたら、急に情がなくなり熟年離婚の原因になりますので、大変危険です。
女性の場合、自分が怒りっぽい性格になっているということに、全く気がついていない事もあります。
夫は、妻の小言が原因で帰宅をすることが嫌になり、次第に飲み歩く時間が長くなったり、浮気や不倫にはしる男性も多いようです。
性格の不一致による離婚は、急に発生する感情ではなく、これまでの何気ないズレの積み重ねと、年齢による体調不良が重なることで、次第に離婚という選択肢を思い描くようになるのです。
性格による熟年離婚のリスク
相手の事を尊重できなくなると、熟年離婚を迎える危険性は更に高くなります。
現在、夫や妻に対して、そのような感情を抱いている方は、注意をした方がいいでしょう。
性格の不一致は、他の離婚原因とは違って、なかなか改善する事はできません。
しかし熟年離婚をした後の生活は、すべてがプラスに進むとはかぎりません。
若い世代の離婚とは違い、問題は山積みです。
ちょっとした性格の不一致を我慢出来ないからといってすぐに離婚を決意するのではなく、離婚後の生活がどうなっているのかなどをじっくりと考えた上で決断をするようにしてください。
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