離婚をする原因は色々とありますが、夫の暴力が原因で、離婚を決意する女性もいます。
しかし近年、妻の暴力・DVが原因で、夫がうつ病になったり、離婚を決意したり、最悪の場合、死亡事件まで発生するといった事態が起きています。
世間を震撼させた尼崎市の殺人事件もまさに、女性が主導となって、家族に暴力をふるい、恐怖で支配したというショッキングな事件が発生しています。
その他にも子どもを虐待死させる女性や、夫に暴言を浴びせ、精神的ダメージを与える嫁など、これまでは考えられなかった事件が年々増えています。
公にならないものの、最近、普通の女性による夫へのDVが問題になっています。
か弱い女性が、なぜDVの加害者になってしまうのでしょうか。
女性が加害者になるDVの実態
昨年、40代の女性による夫への暴力が原因で、死亡させるという事件が発生しています。
死亡した男性の体には、これまでにも幾度と無く暴行を受けたであろう痕跡が多数見つかったと言われており、妻による長きに渡る暴力があったと考えられます。
これまでは、DVの加害者と言えば、男性という印象が強かっただけに、女性が加害者になるというのは、信じがたいものですが、実際に急増し、現在社会的な問題となっているのも事実です。
ある調査機関によると、男性によるDV相談の件数は、女性の相談件数とほぼ同数であるというデータが、明らかにされています。
しかし男性であるがゆえに、女性のように簡単に相談できないという事からも、この数字は氷山の一角ではないかと指摘する人もいるようです。
数字にすると、今だ正確なデータはないものの、相談件数がこれまでよりもはるかに多くなっているのは事実で、今尚、一人妻からの暴力に耐えている男性も多いというのが考えられます。
男性と女性のDVの違い
女性が被害者となるDVと違い、男性が被害者となるDVは、被害が深刻になるまで、表に出ないのが特徴の一つです。
その理由に、男性は、女性に比べると身体的にも経済的にも恵まれていることから、DVの被害にあっても、そのことを誰かに簡単に相談することが出来ないというのが原因の一つです。
DVの被害にあっている男性の多くは、か弱い女性に暴力でやり返すことは、絶対にダメだという意識があるため、妻による暴力をずっと我慢していると言われています。
女性が被害者の場合、周囲の人に相談する割合が、全体の30%になっているのに対し、男性はわずが5%にとどまっているようです。
実際にあった男性が被害者の事例
実際に妻からのDVを受けている男性の体験談を参考にすると、夫の収入が激減したことに腹をたて、その事をきっかけに、夫に対する暴力がはじまったという事例があります。
物を投げつける行動は日常茶飯事で、毎日最低1回は、顔や体を蹴られたり、殴られることもあったようです。
それに加え、心ない言葉の暴力が続き、無抵抗のままの苦痛に耐えるしかないというのがその男性の体験談で、それが原因で、精神的に追いやられ、うつ病を発症、現在は第三者に介入してもらい、離婚に向けた話し合いが進んでいると言います。
男性が被害者になるDVは、社会全体で軽視する傾向にありますので、なかなか誰かに相談するという事ができず、深刻な事態になってからはじめて公になることが多いようです。
事実女性が被害者になるDVは、簡単に離婚が成立するものの、逆の場合は、なかなかスムーズに離婚が成立しないケースが多いのが今の状況のようです。
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