1.妻の決意は固いのか
夫婦の離婚は冗談で口にしていい事ではありません。
もし妻が「離婚したい」と言い出したのなら、冗談で片付けずに真面目に話に向き合ってください。
妻からの離婚宣言があれば男性なら誰でも少なからずショックを受けるものですが、それを冗談事のように軽く流したりするのは無意味な行動です。
しっかり相手の話を最後まで聞いたうえで、離婚の決意が固いのかどうかを確認しましょう。
2.離婚の理由を確認する
妻が離婚を決意した理由(原因)を確認しましょう。
その理由を聞いた時、怒りや悲しみ、憤り、失望などが心に湧いて来て、言いたい事、反論したい事は山ほど出てくるかもしれませんが、その場で言いたい事を言っても妻と口論になるだけです。
最初は妻の言い分を冷静に聞き、理解できない部分があれば穏やかに質問するようにしてください。
肝心なのは「まずは相手の言い分を聞く」という事です。
3.話合いを一時的に保留する
妻の話を最後まで聞いたら、いったん時間を置くようにしましょう。
例えば「話は全部聞いた、少し考えさせてほしい」と答え、離婚に賛成するかどうかはワンクッション置いて保留するようにします。
ここで「話は分かった」と離婚を肯定するような言い方をしたり、「絶対に離婚なんかしないからな」などと頭ごなしに否定するような言い方は考えものです。
妻の話は最後まで聞いたが、離婚については改めて話合おうという態度を保持してください。
4.理性的に判断する
離婚に対する妻の考えが固いと判断した場合、具体的な問題を考える必要があります。
夫側が「何が何でも離婚したくない」というなら調停や裁判で争う事になりますので、そこまでする心構えがあるかどうかも熟考しておきましょう。
妻の決意の固さに「離婚も止むなし」と判断したのなら、財産分与や子供の親権などの具体的な問題を検討しなくてはなりません。
5.離婚を有利に進める
妻との離婚が避けられないようなら、次は自分に有利に離婚を進める方策を考えてください。
話合いによる、協議離婚か、家庭裁判所を通す調停離婚や裁判離婚
にするのか、冷静に損得を判断しながら検討するようにしましょう。
慰謝料は自分に非がなければ支払う必要はありませんが、夫婦の共有財産の分与(各自2分の1ずつ)や、子供の親権(妻側が圧倒的に有利)は現実的な問題です。
仕事で忙しくて時間が作れなかったり、自分側に有利に事を進めたいなら弁護士などの専門家に依頼するという方法が合理的かもしれません。
妻と離婚したいのに同意がもらえないで悩んでいる方
|
離婚したいのに出来ずに悩んでいる方
|