自己主張はほどほどに
離婚調停で調停委員と話し合う時、女性が陥りがちなのが「自己主張し過ぎ」という行動です。
これは普段から気の強い女性だけでなく、日頃はおとなしいにも関わらず調停だからと気負い過ぎて自己主張してしまうという女性もいます。
調停委員は経験豊かといっても普通の人間ですから、あまりに女性の自己主張がきつ過ぎると「こんな女性を妻にした夫は気の毒だな」と感じてしまう事もあります。
もちろん、必要な自己主張はして構いませんが、ほどほどのレベルをわきまえている事が自分を有利に導くポイントといえるでしょう。
調停で争うのは自分の損
離婚調停で過剰に自己主張をするのはNGという意味で、もう一つ注意したいポイントがあります。
それは、間違っても「調停委員と言い争いをしない」という事です。
こう聞くと「まさか、そんな事はするはずがない」と思う人もいるでしょうが、現実には調停の場で調停委員に喧嘩腰で争う女性も少なくないのです。
例えば離婚の条件面で調停委員が妥協案を持ち出すと、「夫に味方するのか」「私の損になるじゃないか」と怒る女性は意外に多いそうです。
これでは調停委員の心証が悪くなり、有利になるどころか不利になってしまいます。
調停は争いの場ではなく話合いの場だという事を忘れないようにしてください。
夫の欠点や愚痴をあげつらう
離婚調停で事情を説明しているうちに、常日頃の怒りや悔しさが込み上げてきて夫の悪口大会になってしまう女性がいます。
言いたい気持ちは理解できる部分もありますが、現実には調停時間はごく短い為、無駄な話が続くと必要な説明ができなくなって自分が不利になります。
調停の場で必要なのは夫の悪い点を指摘する事ではなく、スムーズに離婚を成立させる為の話合いなのです。
仮に夫の欠点や愚痴を話して調停委員が理解してくれたとしても、調停自体が自分に有利に進むわけではないので注意しましょう。
離婚調停の意味を考えよう
結婚生活の長さに関わらず、夫婦が離婚するに当たっては様々なトラブルが付き物です。
離婚調停は夫婦の話合いだけで離婚が成立しない時に家庭裁判所のサポートを受けて離婚の話合いをする事を指します。
あくまでも調停はスムーズに離婚の話合い進めることが目的で、「夫と妻のどちらが悪いか」を決める場所ではないという事を理解してください。
その前提のうえで自分が不利な立場にならず、有利に話合いを進めていけるよう言動には充分な注意を払う必要があります。
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