離婚はしたいけど面倒なことはできるだけ避けたいし夫ともめるのも嫌、できれば円満離婚を成立させたい・・・。
結婚の何十倍もの労力が必要とされる離婚。
円満離婚になるためには、どうしたらいいのかを3つのポイントで紹介します。
ポイント1・離婚後の生活費を貯める
離婚でもっとも不安なのはその後の生活です。
離婚を経験した女性の多くが離婚後の生活苦に悩んでいます。
離婚の際に取り決めたはずの慰謝料や養育費、その他もろもろの費用が確実に手に入ればいいのですが、それだけをあてにしてはいけません。
別れた夫が仕事を失い、収入がなくなってしまうとその途端に受け取れるはずの慰謝料や養育費はストップします。
そんな最悪の状況を避けるためには、離婚を決意したと同時にお金を貯めることに専念しましょう。
最低限の貯金さえあれば、離婚後成立してもしばらくの生活は保障されます。
その間に仕事を見つけるなり、生活を整えるなり余裕をもって行動できるはずです。
またある程度の貯金があれば、夫と慰謝料や養育費のことでトラブルを起こすこともないでしょう。
現在仕事をしている方は、収入の中の一部を離婚後の生活のための貯金に回すようにしてください。
専業主婦の方は家計をなんとかやりくりしながら、へそくりで貯金を貯めるよう努力してください。
または、離婚することを決意したと同時にパートに出るのも一つの方法です。
離婚してからパートを探すよりも、夫の収入で生活を続けながらパートという収入面を確保するのも悪くありません。
ポイント2・知識を養う
次に必要なのは離婚についての知識です。
離婚したい気持ちはあるのにどのように離婚したらいいのか、右も左も分からないようでは相手の思うような離婚にしかなりません。
また、離婚とは離婚届けにサインしそれを提出したらすべてが整理されることでもないのです。
離婚するには、それなりの手続きと処理しなければいけない問題が山ほどあります。
最低限の知識を得ておかなければ、離婚後確実に後悔することになるでしょう。
また、万が一夫があなたとの離婚に反対したら、嫌だと思っている夫とこの先もずっと生活し続けなければならなくなります。
円満離婚を導くためには、離婚についての知識をある程度得ておくようにしましょう。
難しいことを理解する必要はありません。
例えば、離婚の方法、離婚で整理しなければいけない問題などポイントを抑えておくことが重要です。
各市町村では、無料の法律相談を実施していることもありますので、そのようなイベントにも積極的に足を運ぶのもお勧めです。
ポイント3・なぜ離婚したいのか
最後に、なぜ離婚をしたいのか、なぜ離婚なのかを自分なりに整理してください。
国内で発生している離婚理由の最多は「性格の不一致」です。
といってもこの理由には、複雑な意味合いが含まれておりざくっと説明すると「性格の不一致」になるくらいのことです。
その裏には夫のDV、不貞行為、経済的な理由などあらゆる問題が隠されています。
もしも協議離婚で円満離婚が成立しなかった場合には調停離婚、裁判離婚と方法が変わります。
その場合には、離婚の明確な理由を求められることもありますので、なぜ自分が離婚を求めているのかを第三者にしっかりと伝えられるよう整理しておくようにしましょう。
ちなみに法律で決められている離婚の原因になるものは以下のとおりです。
相手に不貞行為があった場合、相手から悪意で遺棄された場合、ここでいう「悪意の遺棄」とは、保護を必要とする状態にある人(つまり妻や子供)に対して、故意に支援や援助を怠り、そのまま放置することと解釈されます。
さらに相手との連絡が途絶え、3年以上不明で生死が確認できない場合や強度の精神病を患い回復の見込みがないと診断された場合、その他婚姻の継続が困難な重大な事由がある場合となります。
最後の「婚姻の継続が困難な重大な事由」とは、夫婦関係が修復できないほど破綻し円満な関係が維持できない状況としており、性格の不一致がここに該当します。
それ以外にも過度の宗教活動によって、生活が脅かされている状態にある、刑事事件で刑務所に服役している、夫からのDV、子供に対する虐待、夫のご両親との不仲、なども当てはまります。
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