離婚とは精神的にも肉体的にも本当につらいものです。
人生で最大の決断を迫られるのですから「少しの後悔もしたくない」とほとんどの方がそう考えることでしょう。
できれば時間も費用も、精神的な負担もかけずにスムーズに離婚ができれば尚いいですよね。
今回は円満離婚をすすめるためには、どうしたらいいのかまとめています。
中でも離婚の際のよく勃発する問題を例に解決策を考えてみましたので参考にしてください。
離婚で勃発する問題・相手が離婚を拒否する・納得しない
夫の不貞行為やDV、その他性格の不一致等で離婚を申し出ると断固として離婚を拒否する夫も多いようです。
相手が離婚に応じてくれないからといって感情的になったり、これまでの不貞行為についてをののしったりすると相手を怒らせる一方です。
離婚は間違いなく長引き夫婦二人の問題だけでなく、周囲を巻き込んだ大論争に発展する危険性もあります。
円満離婚の近道は離婚を拒否する相手に対しては相手の心が動くことをじっくり焦らず待つことです。
相手から離婚を突きつけられても、すぐには頭の整理はできません。
しばらく時間を与え考える余裕と離婚を受け入れるだけの心の整理がつくまで我慢しましょう。
逆も同じで夫から突然離婚を言い渡されたからといって、泣きわめき離婚を断固として拒否する態度だけを示してはいけません。
確かに、女性一人で離婚後の生活を続けることはとても大変です。
夫に対する愛情がすでに薄れていたとしても、生活のために離婚をしたくないと考える人もいることでしょう。
しかし、夫婦関係が悪い状態で生活を続けてもこの先の人生が楽しくなることはありません。
それどころか、さらに問題が起こり取り返しの付かない状態に陥ることもあります。
夫から離婚を言い渡されたら、すぐに返事をする必要はありません。
しばらく時間を作ってもらい「なぜ相手が離婚を考えたのか」「なぜ離婚したいのか」をよく考えて行動するようにしてください。
それでも相手の気持ちが理解できない場合は、二人の間に第三者を入れじっくりと話し合ってみるといいでしょう。
離婚で勃発する問題・親権の取り合い
子供を抱えての離婚は親権問題が深刻です。
一般的には母親が引き取り、養育費として夫が生活を支えるという形をとります。
しかし、夫としても大切なわが子を離れ離れになることを良しとしません。
そのため、親権を絶対に譲らないとし裁判で争うことも稀ではありません。
特に夫の実家が代々続く家業を営んでいたり、ご両親が断固として子供を手放すことを反対した場合には夫婦間の話し合いだけでは、収集が付かないこともあるでしょう。
親族を巻き込んでの親権争いになると収入の少ない女性の立場が悪くなるばかり、お子様の精神的な苦痛もひどくなります。
この状況を避けるためにも、冷静に時間をかけゆっくりと夫婦で話し合いを進めることが円満離婚への近道です。
まずは、子供のため子供との幸せな離婚後の生活のためと思い、何を言われてもぐっと我慢し話を繰り返しましょう。
それでも話し合いが解決に進まない夫婦二人では円満離婚は難しいと判断した場合は、離婚のプロに依頼することも一つの方法です。
一人で悩まず身近に相談できる機関を上手に活用してください。
まとめ
円満離婚を勧めるためには、とにかく感情的にならないことです。
どのような問題がおしよせても冷静に相手の声に耳を傾け、相手の気持ちに少しでも近づけることができれば泥沼の離婚問題にはなりません。
そのときの感情と自分だけの気持ちを押し通そうとするからこそ、離婚問題が深刻になるのです。
問題がこじれればこじれるほど話し合いは前に進まず、1年以上も時間を無駄にしそれと同じだけお金も精神的なダメージも酷くなると予想されます。
冷静な態度が取れないと思うなら、迷わずプロに相談しましょう。
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