離婚は本人たちだけの問題ではない?!
復縁とは、何も恋愛関係にある二人の修復だけをしめす言葉ではありません。
多額の費用をかけ、多くの方に祝福され、盛大な式をあげた二人、つまり夫婦としての形を一度は手に入れた男女が、何かしらの問題で離婚した場合、そこから修復し、また元の状態に戻ることもまた「復縁」と言います。
どちらも「復縁」ではありますが、恋愛関係にある二人とは異なり、結婚、そして離婚からの復縁の場合、その意味や取り巻く状況に大きな違いがあります。
家族はもちろん、親族、会社の上司・友人などあらゆる方を巻き込み、成立させるのが結婚であって、離婚となるとまた彼らを巻き込むことは必須。
つまりさらに離婚から復縁となると、通常の再婚とは異なり、あらゆる問題が生じると考えていいでしょう。
恋愛関係にある二人の破局から復縁のように、離婚から復縁は、簡単ではありません。
多くの方を巻き込むという人間関係による問題だけでなく、離婚の時に生じが、様々な法的な処置もまた必要となりますので、金銭的な問題、相続問題、子供の問題などそれらを一つひとつ解決しなければなりません。
そのためには、時間も必要ですが、費用など手間がかかるのが現実問題なのです。
このような事を考えると、離婚の時に受けたストレスから、再び同じ異性と復縁し、夫婦として再スタートさせる方は、そう多くありません。
日本における離婚から復縁・再婚の現状
世界的に見ると、日本の離婚率というのは、意外と少ない状況にあると言われています。
ということは、自ずと離婚からの復縁は、非常に低いというのが理解できるでしょう。
先にも述べたように、恋愛関係にある男女の破局から復縁という簡単なものでは、片付けられないのが、結婚・離婚という重みなのです。
一つ例を挙げると、離婚の際に裁判所にて弁護士をたて、財産や親権等の話をし、裁判で離婚を成立させた夫婦の場合を考えてみましょう。
時間と手間をかけて離婚を成立させたものの、時間をおき、しばらく冷静になってみるとやっぱりもう一度二人で人生を歩みたい、復縁したいと思ったとしても、それを成し遂げるのは、非常に難しいです。
なぜなら、たとえ、書類上離婚から再婚、復縁が成立できたとしても、実際に再スタートさせた生活と本人が置かれている社会的なポジションというものが、これまで考えていたものとは、大きく異なり、厳しいものとなるからです。
不信の目、好奇の目、などなど二人を見る社会の風は非常に厳しいと覚悟を決めなければならないでしょう。
事実、せっかく離婚から復縁を成した夫婦が再び、離婚という決断を下す場合、周囲の目に耐えられないということもあるのです。
結婚・離婚する重さを知る
愛し合っている二人が結婚するよりもはるかにそのプロセスにエネルギーやストレスをかけるのは、離婚です。
精神面だけでなく、肉体的にも大きな負担を必要とし、二度と結婚なんてしないと・・・。
しかし数年後、また二人の気持ちが引き寄せられ、復縁という状況に近づいた時、今置かれている現状、復縁した時の状況、なぜ一度は離婚を決意したのかなど、もう一度感情の整理をしなければなりません。
なぜなら、結婚や離婚、復縁や再婚は、二人だけの問題ではないのですから。
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