夫婦円満の秘訣の一つに「お金の価値観の一致」がありますが、なんと配偶者の手取り年収を全く把握していない夫婦がおよそ半数近くも存在するという驚きの事実が判明しています。
夫(妻)の手取り額を知らない!は約半数も
従来の夫婦とは、外で夫が家族のために働き、妻は夫の収入で貯蓄をしつつ家計をやりくりするという構図が一般的でした。
それなのに、最近では夫婦互いの手取り額を知らない給与明細を見たことがない、という夫婦がかなり多くなっていると言うのです。
しかも給与だけでなく各種税金や年金、財形貯蓄その他の貯蓄借金に関することも一切関与していないという夫婦が半数以上もいるといわれています。
その状況は仕事をしている女性だけでなく、なんと専業主婦であっても半数以上は夫にどのくらいの年収があるのか把握できないというのですから本当に驚きです。
ただ、ここで注意したいことは生活費を妻にわたし家計のやりくりを任せる場合、妻は当然収入と収支のバランスを保つ為夫のすべての収入を把握しなくてはまともなやりくりはできません。
夫婦で協力してこそお金のやりくりや価値観の一致ができるのであって、隠し事をしていては悪い結果を引き寄せることになりますので気をつけたいところです。
貯蓄は妻よりも夫が得意?
貯蓄についても以前とは異なる夫婦のあり方があります。
以前の状況を考えると家計を預ける専業主婦が当然定期的な貯蓄も行なうのが一般的でした。
しかし、最近は将来に備えて貯蓄が必要なことがわかっているものの、実際には互いの収入や給与が把握できていないため貯蓄もまともにできない状況にあるというのが一般的です。
互いがどれくらいの貯蓄があるのかも当然分かっておらず、専業主婦の妻がこの時点で考えられる貯蓄は夫の会社で行なわれている給与天引きの財形貯蓄のみ?としているようです。
万が一の場合に備えて夫婦が把握する共有の貯蓄がなければ、いざと言うときになって借金を抱えてしまう最悪の状況になりかねません。
最近の夫婦はマネープランを話し合わない?
最近の傾向として夫婦でマネープランについて一度も話し合ったことがないのが全体の約4割もいるといわれています。
理由として挙げられるのが夫婦の収入を把握していない為、年収が低く毎月の家計のやりくりに追われ、話し合いの余裕がないとしている方もいます。
また年代別では若い世代ほどイベントが多い為マネープランについてはよく話し合われていますが、40代以上の夫婦になると意外にもマネープランについて話したことが無いといった状況にあるようです。
熟年離婚の原因の一つにも「価値観の不一致」がありますので、離婚を回避したいのであればお金についての話し合いを今からでも行なうようにしましょう。
夫婦の財布が別というケースも増えている
昔と違い、現代では共働きという夫婦も多くなっていると聞きます。その為、夫は夫で妻は妻で自分の収入を管理している家庭も少なくありません。
衣食住はお互いで出し合って、残りのお小遣いや貯蓄は別々というのも珍しくなくなってきました。
女性の社会進出の為か、離婚しても一人で食べていけるように女性でもこのような形を好む方もいるようです。
どちらが絶対良いという事は無いかと思いますが、夫婦それぞれの考え方や生き方にあったやり方もあるようです。
ただ、お互いの収入はある程度知っておき、いざという時には助け合える形が理想なのかもしれません。
その為にはお互いの価値観や収入額などある程度話し合っておく方が良いでしょう。機会を見つけて話し合ってみてはいかがでしょうか?
借金やお金の問題で離婚を悩んでいる方
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