ポイント1:経済力がある
離婚調停で子供の親権を父母のどちらが獲得するかで争いになった場合男親側がまず主張すべきなのが「経済力がある」という点です。
本来なら子供に対する愛情をアピールしたいところですが、現在の日本では女親の愛情(母性愛)を重く見る傾向があるので上手い方法とはいえません。
女親側の愛情重視の対抗策として、子育てに不可欠な「しっかりした経済基盤」や「継続した定期的な収入」をアピールしてください。
ポイント2:育児環境がある
親権獲得で男親側が不利になる要素の1つに「仕事があって育児ができない」という問題があります。
実際には女親も離婚後は仕事を持って働かなければならないのですが、なぜか現状では男親は子育てができないというイメージがあるようです。
この問題がクリアできている事をアピールする為には、出勤中に子育てをしてくれる祖母がいるなどの育児環境が整っている必要があります。
ただし、親任せで本人には育児能力がないと判断されると不利になるので注意が必要です。
ポイント3:妻に問題がある
子供の親権獲得で有利になる最大のポイントが「女親が育児に消極的」という状況です。
ギャンブルに熱中している、子供に暴力を振るう、育児放棄して浮気をしている等々、妻側に問題があるならアピールしてください。
その場合は感情的に熱弁を振るうのではなく、調停委員を納得させられるような証拠を提示するのがベストな方法です。
ポイント4:子供がなついている
親権獲得のポイントとして重要なのが「子供がどちらの親を欲しているか」という点です。
調停では直接子供に対して「どちらの親がいいの?」などと質問するような事はなく、子供の自然な言動を見て判断するといわれています。
親と話す時の言葉や態度で子供が親になついているか否かは第三者からも分かります。
子供が女親より男親になついており、お互いに愛情を持っていると判断されれば親権獲得に有利になります。
ポイント5:強い意志がある
離婚時の子供の親権獲得は圧倒的に女親側が有利です。
それを覆して男親が親権を得るには「子供の育児や教育に対する熱意と意志」がポイントになります。
単なる子供への愛情だけでなく、親権を獲得したらレベルの高い育児環境を整える、立派な教育を受けさせる、多少仕事に支障が出ても子育てを優先するといった強い意志を示す必事が大切です。
当然の事ながら強い意志に伴う育児の知識や教育理論なども兼ね備えている必要があります。
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